寒くなるとすぐ爪と指先が真っ青になります、きりんたんです!
「チアノーゼ実際に見たことないんだよね…」っていう人にすぐ実物をお見せできます。ばち指も見せられます。ふふ。
さてきりんたん、別記事でもお話ししましたが、今年6月に適応障害で看護師をリタイアしました。

それから7・8月はほぼお布団の中で過ごし、深夜に果物を買って食べる生活。
9月にぞうさんと出会い、一気に生活が人間に戻りました。
10月の途中で、ココナラでの絵のお仕事の受注と、知り合いの会社からデザインのお仕事をいただけるように。
というわけで、フリーランス歴が約3か月になりました。看護師歴と同じです。笑う。
なんだろう、お仕事ってやっぱり3か月目に落ち込みがちなんですかね。
難しいなあ、生きるの向いてないなあ、とまたお得意のネガティブ思考が強くなってきました。
いい機会ですので、フリーランスのお仕事のいいところや気を付けなければいけないと感じたところなど、この3ヶ月で学んだことをまとめようと思います。
目次
そもそも「フリーランス」ってなあに?

フリーランスって最近はよく聞きますが、具体的にはどういう働き方なのでしょうか。
一応きりんたんも「フリーランスデザイナー」と名乗ってはいるものの、そんなたいそうな働き方をしている気がしません。
言葉の使い方間違ってたら恥ずかしすぎるな…と今更気づいたので、いつも通りWikipedia先生に聞いてみましょう。
フリーランス(英: freelance)は、特定の企業や団体、組織に専従しておらず、自らの技能を提供することにより社会的に独立した個人事業主もしくは個人企業法人である。 日本では『自由業』『自由職業』『フリーランス』と呼ばれる。 請け負った業務を実際に遂行する本人はフリーランサー、フリーエージェントと呼ばれる。
アッ…ああ…個人事業主かあ……きりんたん、まだ開業届は出していないので個人事業主…というわけでもない…ですね……
………きりんたんは厳密にいうと無職ですね。かなしいきもちです。
ですがまあ、フリーランスを名乗ったところで特別捕まるわけでもないので、今回は「きりんたんはフリーランスのデザイナー」という体で話しますね。
フリーランスのいいところ
自分の好きな時間に働ける
フリーランスのいいところはなんといっても自分の好きな時間に好きな場所で働けること。
いいのか悪いのかわかりませんが、きりんたんは今現在、毎日休みなくほとんどの時間をブログと絵のお仕事に費やしています。
その代わり、ご飯を食べたくなったら10時だろうが食べますし、どうしても集中できないときは昼間だろうが構わずちょっと寝る。
ツイッターも眺めるし、YouTubeもガンガン流しながら作業します。
夕方になるとぞうさんが外に連れ出してくれるので、パソコンとペンタブとノートを持って行ってカフェでもお仕事を進めます。
…めっちゃよくないですか?最高すぎませんか?これで金もらってんのかよくたばれよ、と思う人もいると思います。
看護師をしていたら毎朝6時には起きて病院まで移動して、どれだけ喉が渇いていても忙しければ水は飲めず、ご飯も食べられないじゃないですか。
三交代なら深夜1時出勤ですよ。夕方6時に布団に入って夜11時の目覚ましにおびえながら寝るわけです。
絶対に、少なくとも正社員看護師には、もう戻れないです…。
ぞうさんが思うこと
ぞうさんもサラリーマンをやっていた時は
「フリーランスって時間も自由で休みも自由、
通勤ラッシュとも無縁でいいよな〜」
と思っていました。
良いところを切り取ると確かに最高なんですが、
その代わり四六時中仕事のことを考えています。
土日もヘチマもありません。
きりんたんも書いてるけど
ほとんどの時間を仕事に費やします。
僕がされるととても苦手な質問があって、
「ぞうさんって休みの日は何してるんですか?」
って聞かれるんですけど、
「『休み』という概念がありません」
としか答えられない。
こないだディズニーに行った時も
余裕で仕事の電話とかLINEとか来るので
列に並びながらとかで対応したりしてました。

ただ、それが嫌かというと
嫌ではないんですよね〜。
なぜなら仕事は好きなので
仕事しているのが苦にならないんです。
ゲーム好きな人とかって
平気で朝までとかぶっ通しでやるじゃないですか。
でもあれって辛くないと思うんですよ。
なぜならゲームが好きだから。
仕事もそれと同じ感覚なんですよね〜。
逆に仕事に対してそうやって取り組めないと
なかなかフリーランスや自営でやっていくのは厳しいと思います。
そう考えると、会社員でお休みがメリハリはっきりして取れる方が
恵まれているのかもしれません。
自尊心が爆上がりする

フリーランスは基本的に自分の得意な技術を提供してお仕事にするものです。
きりんたんは特に大好きなお絵描きを仕事にしています。
依頼してくれる方は「自分や周囲で絵やデザインを用意できず困っている人」ですので、お仕事をするとめちゃくちゃ感謝してくれるのです…。
いやいや、それ看護師でも同じじゃない?と思うかもしれませんが、看護師…というか医療界隈は基本的に「できて当たり前」「ミスはあり得ない」という世界。
なおかつ「一度見たこと・やったことはその一度で覚えろ」という世界です。
誰一人褒めてはくれません。叱られることなら飛び降りようかと思うくらいあるけど。
にもかかわらず報告書を「ここができなかった」「ここを次回から気を付けたい」みたいな内容で埋めようものなら上司から「自己評価ができていない、もっと成長したところもあるだろう」と言われます。理不尽。
「必ず自分にできること」をお仕事にできるっていいですね。失敗が格段に減るので、メンタルぐちゃぐちゃ人間にとっては本当に自尊心を保ちやすい。何なら育ちそう。
営業、事務、看護師、何にしても大抵のお仕事は学校で習ったこと・身に着けたことで初めから太刀打ちできるお仕事ではありません。
お仕事の飲み会がない
も~~~~~~~これ。これ大事。
きりんたん未だに新人歓迎会のことフラッシュバックしますからね。
なんで会社の人間と酒なんか飲まなきゃいけないんだよ。なんで前出て喋らなきゃいけないんだよ。給料出ないのに。
先輩方に挨拶して、なんか意気込みとか喋らされて…世の中には芸を求められることもあるとか聞くじゃないですか。
フリーランスならそんなものはありません。自分の行きたい飲み会にしか行かなくていい。
人間関係に悩まない

どの業種にもお局と呼ばれるような面倒な上司っているものですよね。
保育士なんかはモンスターペアレントとの付き合いが大変だったりします。
どちらもほぼ毎日顔を合わせる人。
距離を取ることもできないし、ちょっと言い返してみたりとかもそうそうできない。
結構なストレスです。きりんたんも看護師3ヶ月の間、先輩が全員敵に見えてコミュニケーションがまともにとれませんでした。
フリーランスになってからは継続して顔を合わせる人がほぼいません。
私は一件デザイン業務をお手伝いしている会社があるのでそこの社員さんたちとは継続してかかわりを持っていますが、毎日会うわけでも1つの仕事に共同で取り組むわけでもないのでストレスは感じません。
本当にありがたい。人間不信とコミュ障が極まっているきりんたんには、一か所に留まって働くことはできない。
フリーランスの難しいところ

仕事は自分で取ってこない限り、無い
一方、今きりんたんが「フリーランスって難しいなあ」と感じているところ。
ひとつは仕事を探すことも仕事のうちに含まれるというところです。
ありがたいことにきりんたんはぞうさんのおかげで大きめのお仕事をくれる会社と関わることができたので、「仕事がない!!」と慌てるような状況はまだ経験していません。
ますますありがたいことにココナラの売り上げも好調。
しかし現在お世話になっている会社も、必要なデザインがすべて揃ったら、今後私に与える仕事は激減するはずです。
ココナラのお仕事ももちろんありがたいのですが、正直食べていけるほどの大きさはありません。やめるつもりはないのですが、主軸にすることもできないのです。
そう、今後必ず「仕事が足りない!どうしよう!」というときが来るのです。
一応、イラストも描けるWebデザイナーって少ないらしいのでWebデザインも習得したいな~と思ってはいるのですが、今どうしてもWebデザインを学ぶ時間がないんですよね。
うまくお仕事を組むのって難しいんだなあ、と実感しました。スケジュールを組めなくて少し滅入っています。
ぞうさんが思うこと
フリーランスとか自営業って、
結局は仕事を取ってくるか、自分で生み出すかのどちらかだと思う。
どっちかができれば生きていけるし、
どっちもできないと無理ゲー。
ただ、自分で生み出すことができる後者の方が
圧倒的に強い。
仕事を取ってこないと生きていけない形態だと、
外部に依存することになるから自分の収支が他によって影響受けやすくなる。
そして限界値も低い。
自分で生み出せればいろんな意味で無限大。
最初から何かを生み出すのも難しいけど、
そのとっつきやすい最たるものの代表例がブログだと思ったり。
人脈がモノをいう
言い回しが少し悪いんですが、人脈がないと困るんだな、ということをすごく実感しました。
先日有名なブランドコンサルの方のトークショーに参加しましたが、要約すると「強い人脈を持て」という話でした。
成功のきっかけは結局いつも有名な人とのつながりが作るんだな…と思いました。
東海オンエアなんかもYouTubeで相当有名ですが、ブレイクのきっかけは「ある動画がヒットした」というより「某有名YouTuberに紹介された」というところみたいですしね。
きりんたんは余裕がなくなるとすぐLINEの返信をおろそかにし着々と友達を減らすプロなので、ここが本当に厳しいところです…。
そんな関係を作らなくちゃ仕事がもらえないなら、そもそもそんな仕事いらないって思っちゃう
料金を自分で決めなければならない

これもまた悩みどころ。
今まで上の人からお給料をもらうことしかしてこなかったので、お客さんから直接お金をもらうことにすごく抵抗があるんですよね。
でも別記事でも少し言いましたが、ちゃんとお金をもらわずにお仕事をするって、責任放棄でもあるんですよね。

だんだん、「なるべく良心的な価格で仕事を受けたい」気持ちと「値段を上げて自分をピりつかせたほうが質も上がるのか」という気持ちに挟まれて落ち込み始めました。
ぞうさんが思うこと
金額設定って難しいけど、
好き勝手決められるのもまたフリーランス、自営業のメリット。
いくら高くても人様が価値を感じてくれたら買ってもらえるし、
いくら安くても価値を感じてもらえなかったら売れない。
ただそれだけのことなので、
自分がどれだけ納得できるかが1番大事じゃないかなと。
仕事もらったとしても、割りに合わないと思う仕事は絶対に受けるべきではないし、
フリーランスこそ自分を安売りしたらいけないと思う。
まとめ

今のところ困っているのはこの3つでしょうか。
本来はデザイナーって一度どこかに就職して実務経験を積んでからフリーランスになるものだと思います。
それが、実務経験なしで勉強しながらお仕事させてもらえてるのって本当にありがたいことですよね…
仕事ってきっと何のお仕事でも、「このままでいいのかな?」って悩むものなのかもしれないです。
そういう時にこうして、現状いいと思うところと改善が必要なところを目に見えるようにして書き出してみるのも大事なのかもしれません。
ここ2週くらいずっと熱を出していたりめそめそしていたりしましたが、この記事を見返してみてやっぱり今私は相当恵まれた環境にいるんだなあと改めて思えたので、また頑張れるような気がしてきました。
ではでは!
