超お久しぶりです!きりんたんです!
最近はせっせとチラシ制作のお仕事をしております。
この大荒れの中でもお仕事いただけてありがたい限りです。
話は変わりますが、きりんたんとはらぺこぞうさんはご飯を食べるときにU-NEXTやAmazon Prime ビデオ
でアニメ・ドラマを観ています。
これまでクレヨンしんちゃんや動物のお医者さん、カイジ(途中でグロ表現がちらついてきて耐えられずやめた)などいろいろ観ていたのですが、現在は『スラムダンク』視聴中。
ぞうさんはバスケ経験者で、家にスラムダンク全巻揃えて何度も読み返しているくらいのスラダン好き。
きりんたんも黒子のバスケにハマった時期があり「スラダンも観たいな~」とずっと思っていたので遅かれ早かれ観る運命でしたね。
で、今ちょうどIH出場をかけて陵南と戦っているところなのですが、ここまで観てきての感想第一位
花道のメンタル最高過ぎない?????????
スラダン履修済みの方はわかると思うんですけど、本当に花道のメンタル、考え方が最高に素敵なんですね。
もちろん内容自体も面白いんですが、花道が何か言うたびに「はあ、こいつ…すごい…見習わなければ……」と尊敬の念が口から漏れ出ちゃう。
ほんと心に刻んでいかねばと思ったので、自分のためにもここにまとめておこうと思います。
目次
前提:花道の性格は内向的

1巻冒頭で洋平たち(いつもつるんでる友達)は花道のことを「あいつは性格が内向的なんだよな」と言っています。
正直、本当に内向的とは言えないですが…
赤い髪にリーゼントの見た目よりは確かにだいぶ内向的です。
落ち込めばそこそこ引きずるし、女の子のことは”さん”付けで呼ぶ。
「俺は天才だ!」という割にはプレッシャーや緊張に押しつぶされてフリースローが投げられず時間切れしたり。
ただの猪突猛進おバカさんではないキャラだということがわかります。
とりあえず自信を持って肩書きを自称する

花道は全くバスケ経験がないにもかかわらず、晴子ちゃんに「スポーツマンって素敵」と言われてスポーツマンを自称します。
バスケ部キャプテンとの勝負に勝ってからは「バスケットマン」を自称。
根拠はないけど、とりあえず肩書を自称するんですね。
肩書を自称しただけで何も行動しないでいれば、それはただの頭のおかしい人です。
しかし花道はその肩書きに見合うような行動をとるようになります。
単純に見栄を張りたいだけかもしれないけど、失敗を恐れずにとりあえずやってみる姿勢って大事ですよね。
それでもそのあとのキャプテンとの勝負で改めて挑戦して、ちゃんとゴールします。
現実でも、例えば私は正直に言うと「駆け出しデザイナー」「駆け出しイラストレーター」に当たりますよね。
でも駆け出しがいつ終わるかなんて決まりはありません。
そしてお客さんにとっては「駆け出し」なんてどうでもいい情報です。不安材料でしかない。
それなら、今ちゃんとお仕事と勉強をしていることに自信をもって「デザイナー兼イラストレーターです!」と言い切ってしまったほうがいいのです!
そして肩書きに見合うだけの成果を出せるようにひたすら努力することで、成長していけるわけですね。
素直にお願いする

安西先生が練習を見に来て1年生対2・3年生の試合を指示しますが、花道は初心者ということで出してもらえません。
そこで「まあ初心者だし…」「見てろと言われたから…」とおとなしくするのではなく、正直に「出してほしい」と安西先生やキャプテンにお願いします。
もちろん現実はお願いすれば希望が通る世界ではないですが、「出たい!」と意思表示するのって大事ですよね。
そしてその希望が通らない理由を聞いて、次は同じ理由で跳ね返されないようにすることができます。
なにより、素直に自分の希望を口に出して「おねがいおねがい~~~!!」ってやる人って、その希望が通らなくても「そんなに言うなら…じゃあこれお願いね」と別のものが手に入ったりと、なかなかお得に生きることができますよね。
ちなみに花道は入部するまでにも時間がかかりました。
キャプテンが「絶対あいつは入れない」と拒絶したからです。
いくら頼み込んでも入部させてもらえなかったので、花道はボールを磨いたり、体育館をモップ掛けしたり、バナナを捧げたり(?)と行動で誠意を見せる手段を取ります。
ボールには小さく自分の名前を書いておいたり、赤い髪の毛を不自然なほど落としておいたりと「自分がやったんですアピール」も忘れません。
これもすごく大事ですよね。
天才である自分にできないことはない

花道はレイアップシュートを習得するのに手こずります。
はじめのうちはレイアップシュートを「庶民のシュート」と呼び「ダンクのほうがかっこいい、庶民のシュートなんかやってられっか」という姿勢でした。
しかし、「天才なら庶民のシュートもできないはずがない」ということに気づきます。
ベースに「自分は天才」という考えを置くことで、何でもできるはずと考えられるようになるんですね。
しかも「天才だから勝手にできるようになる」とは考えません。
3巻では
なんかコツがあるはずだ…それさえつかめばこのオレにできないはずはない…
そういえば………ルカワはもっとフワッと跳んでたよーな…
ジャンプがたりねーのかも…よし高くジャンプしてみよう
と試行錯誤している様子がうかがえます。
- お手本を参考にする
- お手本を見て自分なりに分析する
- 分析をもとにどんどん試してみる
めちゃくちゃ大事だなあと思います。(もはやこれしか言えない)
何かできるようになったらとにかく喜ぶ

早朝の公園でレイアップシュートを練習し、花道ははじめてレイアップシュートを成功させます。
とにかくはじめて1本成功した後の花道の喜びようがすごい。
1日中ご機嫌だし、キャプテンにも報告している様子。
レイアップシュートってバスケの中では基礎中の基礎、外したら恥ずかしいくらいのものだと聞きます。
人によっては「まだレイアップしかできない」「レイアップができたくらいでは喜べない」なんて思ってしまいますよね。
でも成長したことに変わりはない。自分の中でよくできたことならいくらでも喜んでいいのです。
そうでなきゃ楽しくやっていけないですしね。
天才だから大丈夫

花道デビュー戦は陵南との練習試合です。
大喜びで暴れるかと思いきや、花道は緊張のあまりガチガチで動けません。
最終的には流川の蹴りで目を覚ましますが、どうにか緊張を和らげようと頑張る花道の心の声がすごくいいなと思いました。
オレが出て点差が開いたなんてことになったりして…
なにをバカな‼天才はそんなこと考えないもんだ‼
余裕で「フッ」とかいってりゃいいんだ‼
そうさ天才なんだから
花道は根っから自分を天才だと思っているわけではないんですよね。
そうやって「自分は天才だ」と思うことで何事もうまくいくようになると何となくわかっているんだろうなと感じます。知らんけど。
結局その自己催眠では緊張を抜けられずミスしますが、その後緊張が解け良いディフェンスで相手を驚かせてからは、ミスを引きずらずにしっかりと調子に乗ります。
花道のような考え方になれば少し生きやすくなるかも?

以上、参考にしたい桜木花道のメンタル集でした。
才能があることも理由のひとつではありますが、こういったメンタルを持っているからこそ憎めなくて愛されるキャラクターなんだろうなと思います。
憎めなくて大事にしたくなっちゃうキャラクターという意味では陵南の福ちゃんもなかなかですが、彼は自分の気持ちを声に出して伝えません。
顔だちもいかついからなのか、田岡先生には「こいつは忍耐強そうだから叱って伸ばそう」なんていう勘違い教育を施され、それに不満を言うこともできず爆発して田岡先生に手を上げてしまいます。
実際はプライドも強く繊細で、褒められて伸びるタイプでした。
手を出したことで部活謹慎を食らい、なにひとついいことはありませんでしたね。
メンタルよわよわマンは自分で自分が損な性格であることを理解していることも多いと思います。
そしてどうしたらこの苦しみから抜け出せるだろう?と考えて考えて気が滅入ることも多いでしょう。
考え方を改めればいいことなんてとっくにわかってるよ!できないから困ってんだよ!という感想を持った人も多いとは思いますが、こればかりはひたすら自分に刷り込んでいくしかないですよね。一晩で身についたら苦労しません。
というわけで、刷り込みがてらみんなスラムダンク読みましょう。おもしろいよ。